金融危機、企業倒産、株主論争、創造的な会計慣習は、企業の信頼性に大きな影響を及ぼします。
顧客、地域社会、規制当局の期待値は上昇しており、良き企業市民の基準値は引きあがり続ける一方です。
オーストラリアでは、オーストラリア税務当局(ATO)が透明性の高い
優れたコーポレート・ガバナンス実施に向け、重要な役割を果たしています。
企業の取締役が主要な責任者となるため、事業税リスクを必然的に
引き上げます。取締役会は企業の効率的、かつ強固なリスク・マネジメント・システム、ガバナンス構造を実証する必要があります。
ガバナンス欠如が認識された際には、ATOによる精査が強化され、
実施された事業活動と税務の詳細な報告、税務制度、過程、管理の審査が課されます。
税務当局からの監視の強化を見越して、透明性を高め、税務に関する現行の手順、管理、文書作成を見直す必要があります。
グラントソントン・オーストラリアは、企業の立ち上げから成長、
改革において、多くの企業団体やオーストラリア税務当局(ATO)、
税務研究所と連携し、サポートしてきた豊富な経験があります。
そのため、ATO政策決定過程や現行政策に精通しています。
グラントソントン・オーストラリアは、お客様の税務ガバナンスや
リスクマネジメントの文書化とその強化を支援し、取締役会、
理事会における税務リスクの報告、対処、また文書作成をサポートいたします。
適切な税務ガバナンス・マニュアルを作成することでATO精査をクリアし、
大規模な再調査や風評被害リスクを軽減させることができます。
「絶対的な信頼性」に向けて
経済協力開発機構(OECD)に由来する「絶対的な信頼性」のコンセプトを
もとに、企業の信頼度向上をサポートします。
オーストラリア税務当局(ATO)は、売上高5000万ドルを超える納税者に
対して、収入税、消費税が正しく納税されていることを証明し、
公開された金額が内部統制により裏付けらていることの調査を
目的とした「絶対的な信頼性」アプローチを実施しています。
この過程でATOは、企業の税務リスク管理、ガバナンス・マニュアルを
熟知するための指針を公開しています。
- 取締役会は収入税や消費税に関して真剣に考慮、協議しているか?
- 取締役会があらゆる税務リスクに関連する正しい知見を
維持するための正確な能力やツールを有しているか? - 問題発生時に税務リスクを発見、対処するための正確な政策、
手順は文書化され、実施されるようになっているか?
税務訴訟、監査、再検討は時間を要し、企業にとってコスト高になる
可能性があります。 可能な限り防止し、効果的に管理することが重要です。
関連事項
オーストラリア税務当局(ATO)は企業規模に関係なく
審査を行います。審査への準備は完了していますか?
ATOが最新の税務リスク管理とガバナンス見直しガイドを発表した際、
企業規模を問わず、オーストラリアの全企業団体の取締役に対して、
ATOの予期している税務の説明責任に関する基準を設定しました。
税務ガバナンス、税務透明性、会計・税務公開の統合
企業の納税、または無納税に関する審査が厳しさを増す中、
企業の年次確定申告、財務報告書の財務に関する不確かな部分を
より明らかにする目的で、オーストラリア税務当局(ATO)と
オーストラリア会計基準審議会(AASB) は新報告規則を設定しました。