2020年6月、オーストラリア連邦政府は、オーストラリアにおける企業登録の完全性を向上させるための、一元化され企業登録簿を創設することを意図した法律を可決しました。変更の主な内容は、新たな必須取締役識別番号(取締役ID)です。取締役は、自身の身分を確認することが求められるため、自身の取締役IDを申請しなければなりません。
所有者、株主、規制当局は同様に、企業の監査と財務報告にさらに多くのことを期待しています。
これは透明性を確立し、財務状況と規制上の義務の全体像を構築する重要なコンプライアンス対策であることに変わりはありませんが、将来の確実な意思決定の基礎、およびエクスポージャーとリスク領域の指標でもあります。
企業がビジネス・ライフサイクルのどこにいても、税務プロファイル、納税義務、そしてインセンティブは、組織、業界、業務、場所、さらには将来の計画によっても異なります。
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バーチャルCFOサービス
グラントソントン・オーストラリアは、企業法、税務、 会計基準のあらゆる分野で重要なコンプライアンス 問題を管理できるようアドバイスを提供いたします。
組織の拠点が世界規模であっても、主にオーストラリアで事業を展開している場合でも、社内および社外の両方でビジネスに複数のリスクが存在する可能性があります。
ディールは組織のライフサイクルにおけるビジネスを変えるマイルストーンであり、個人オーナーにとっては人生を変えるものです。
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ESG Due Diligence
環境・社会・ガバナンス(ESG)はすべてのビジネスに適用されますが、社会や環境に対するビジネスの外部性を捉えることは、歴史的に過小評価されてきましたが、ESG デューデリジェンスを通して、企業がこれらのトピックにどのように取り組んでいるかを理解することで、現在の問題、潜在的なリスク、価値創造の機会を明らかにすることができます。
ビジネスの資金にアクセスすること、またはビジネス内の資本を管理することは、組織の日常業務だけでなく、成長にとっても重要です。
さまざまな理由や要因によって、ビジネスが破産に向かう可能性があります。
警告がほとんどないものもあれば、警告が多いものもあります。それは社内での不適切な決定、外部の利害関係者の問題や関係の破綻、さらには世界規模の危機である可能性があります。
事業が直面する経済的苦境の原因は、契約上の約束が過小評価されているなどの内部的なものである場合もあれば、パンデミックなどの経済状況の変化に起因する需要側や供給側の変化などの外部的なものである可能性があります。多くの場合、それは両方の組み合わせです。
オーストラリアの日系子会社は非上場企業である場合が一般的です。この市場はオーストラリア経済のエンジンルームです。これらはあらゆる分野をカバーしており、何百万人もの従業員を雇用しており、国内外での安定した高品質の商品とサービスに対するオーストラリアの評判の鍵となっています。
ESG の要素に対する認識が拡大し続けステークホルダーのニーズが高まり、透明性への要求が更に高まっています。報告要件が変更される中、考慮され情報に基づいた ESG...
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ESGを含むサステナビリティ・レポート
特に環境、社会、ガバナンス (ESG) 要素に重点を置いた強力なサステナビリティ・レポート戦略を開発します。
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ESG とサステナビリティに関するアドバイザリー
ESG とサステナビリティの状況が進化し続ける中、GTオーストラリアは ESG とサステナビリティが何を意味するのか、またそれがもたらす可能性のある機会と課題をお客様のビジネスが理解できるよう支援することに重点を置いています。


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オーストラリア取締役IDの申請手順

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オーストラリア必須の取締役識別番号(DIN, Director Identification Numbers)その2
既存の取締役の取締役識別番号(DINまたは取締役ID)の申請期限が設定されました。既存および新規の役員は、オーストラリアにおける取締役に対する追加義務を理解することが不可欠です。

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オーストラリアM&A税務:アーンアウト条項
今回の「オーストラリアM&A税務」シリーズでは、税務上のアーンアウト条項の取り扱いについて説明します。 この取引メカニズムは以前から使用されてきましたが、今後の不確実な経済情勢を考えると、将来のM&A交渉でアーンアウトが使用されることが増加する可能性があります。

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オーストラリアM&Aと税務:繰越欠損金を伴う事業の買収
M&A取引は、それぞれが独自の考慮事項と条件をもたらすため、将来を柔軟に見据えて慎重に特定、または管理しないと、不必要な税金コストをもたらす可能性があります。


ディールトラッカー
アグリビジネス・飲食業
アグリビジネス・飲食業セクターにおける投資・M&Aの機会は豊富に存在します。新型コロナウイルスによる厳しい経済的影響を乗り切ったオーストラリアのアグリビジネス・飲食事業に強い関心を寄せられています。アグリビジネス・飲食業投資の観点から見てみると、関心が高級品から食の安全性、商品としての主食品目への投資、一次生産者を支援するビジネスへとシフトしているのを目の当たりにしています。